神代工業の掲載記事紹介
おかげ様で、いくつかのメディアから弊社が取材を受けましたので、ここに紹介させていただきます。
◆ 今日の六工 東京都立 六郷工科高等学校 2021/6/29 ◆ 日刊工業新聞 2021/2/2 05:00 ◆ 日刊工業新聞 2020/12/22 05:00 ◆ 日刊工業新聞 2019/6/4 05:00
“有限会社 神代工業 様”に就職した、本校デュアルシステム科卒業生にインタビューを行いました
本校デュアルシステム科卒業生の入月さんは、一昨年度本校卒業後、在学時代に長期就業訓練でお世話になった有限会社 神代工業 様に就職しました。今回はその入月さんにインタビューを行いました。
入月さんの就職先:有限会社 神代工業 様
業務内容:内面研削・平面研削・バフ研磨・工業用クロムメッキ等の金属表面加工
インタビュー内容と写真は以下のとおりです。
◇◇◇ 入月さん(卒業生) ◇◇◇
“なぜ、六郷工科高校のデュアルシステム科に入ろうと思いましたか”
「様々な企業に行き、実際のものづくりの現場をみて、長期にわたり訓練を行えると知りました。その中で、技術・技能を高めたり、ものづくりの重要性を知りたいと思い、入ろうと思いました」
“デュアルシステム科での3年間はどうでしたか”
「きついこともありましたが、人間と社会の時間や、インターシップ・長期就業訓練、成果発表会などを通して多くのことを経験し、社会人としての立ち居振る舞いなど、できなかったことをできるようになりました」
“神代工業様に初めてお世話になったのはいつですか”
「2年生の長期就業訓練の時です」
“2年生の頃、初めて神代工業様を志望したときは、どんな理由だったんですか”
「研磨の魅力にひかれ、どんなふうに実際に加工しているのか興味を持ち、実際にやってみたいと思い、志望しました」
“2・3年生の時に長期就業訓練でお世話になったと言っていましたが、続けて神代工業様にお世話になろうと思ったのはなぜですか”
「初めてお世話になった時、もうここに決めようと思いました。研磨を神代工業様で体験させていただき、会社の雰囲気が良く、作業を楽しくやらせていただいたからです。神代工業様で就職することを目指して、学生生活を送っていました」
“学生時代に長期就業訓練でお世話になっていたわけですが、卒業して実際に就職し、仕事をしている中で、長期就業訓練とは違うことはありますか”
「思い返すと、長期就業訓練の時には、比較的簡単な作業をさせていただいていたと思います。仕事としてやっていくうちに、専門性が高くなり、難しい加工をする場面が多くなりました」
“職場の環境はどうですか”
「優しい人が多く、とてもやりやすいです」
“今後に向けて一言お願いします”
「就職して1年と数か月経ちますが、まだ教えて頂きながら仕事をしています。早く一人で任されて仕事ができるように頑張ります。」
“後輩に向けてなにかアドバイスやメッセージをお願いします”
「デュアルシステム科に入学した生徒は、初めてのことが多く、大変だと思います。しかし、インターンシップや長期就業訓練などを通して、社会の厳しさを少しは体験できると思います。デュアルシステム科で学んだことをしっかりと身につけて、社会に出たときに活躍できるようになっていただければと思います」
“神代工業様に対してなにかお願いします”
「今コロナ禍で大変ですが、私自身今後精一杯頑張っていきますので、少しでも役に立てるようになります!」
インタビューは以上です。ありがとうございました。
掲載元
http://www.rokugokoka-h.metro.tokyo.jp/zen/today.html#202106_21
神代工業、外径研磨・旋盤加工に進出 取引先の事業承継
神代工業(東京都大田区、皆方恵美子社長、03・3745・2450)は、
新規事業として外径研磨と旋盤加工を新たに始めた。
廃業した取引先企業から工場と機械2台を譲り受け、
第2工場(同大田区)として稼働した。
これまで外注していた加工の内製化により、売り上げの拡大を目指す。
廃業した取引先企業の外径研磨事業を受け継いだ。
第2工場の機械は外径研削盤と内径研削盤が1台ずつ。
外径研磨の職人が1人同社に移籍し、当面は事業を担当する。
外径研削盤はシギヤ精機製作所製で加工可能なサイズは直径3―300ミリメートル、
最大全長1090ミリメートル。
2020年10月に本社工場に滝沢鉄工所製汎用旋盤「TSL―550」を導入したことにより、
21年から旋盤加工事業も開始した。現在は社員1人が担当している。
皆方社長は「単品から小ロットの旋盤加工ができる業者が少なく、
自社で加工できるようにしたかった」という。
研磨の前工程の受注からはじめ、旋盤単体での仕事も獲得したい考え。
神代工業は金属研磨を得意としており、内径研磨や平面研磨、手作業によるバフ研磨を手がける。
今回、新たに追加した加工技術も含め、社員の多能工化を目指し技術継承に力を入れる。
廃業した取引先から工場と機械2台を譲り受け、第2工場とした(外径研磨)
掲載元
https://www.nikkan.co.jp/articles/view/00586987
都、都立学校への貢献企業に感謝状
東京都は都立学校の事業に貢献した企業5社と個人6人に感謝状の贈呈を決めた。
都立工業高等学校の生徒を一定期間受け入れてもらい、
生徒が実地で経験を積む事業について、
富士テクノマシン(大田区)と笹川製作所(同)、神代工業(同)、坂口電機工業(墨田区)の4社、
都立特別支援学校生徒の就労促進はサンキュウ・ウィズ(中央区)に贈呈する。
4社は機械加工や安全作業など、
サンキュウ・ウィズはデータチェックや消去のパソコン関連業務などを生徒と実施した。
掲載元
https://www.nikkan.co.jp/articles/view/582641
尚、感謝状の贈呈式は2021年3月17日、六郷工科高等学校にて行われました
感謝状を東京都教育委員会から贈呈される社長の皆方 (六郷工科高校HPより)
ちょっと訪問/神代工業 バフ研磨、要望受け職人育成
神代工業は内面研磨、平面研磨、バフ研磨など金属の各種研磨を手がける。
2018年8月に社長に就任した皆方恵美子社長は、
職人の技の継承に向けて若手の育成に取り組む。
手作業によるバフ研磨は創業者で皆方社長の父、神戸常吉さんが1人で担当していた。
高齢化、後継者不足から一時は「会社紹介から消そうとも思った」(皆方社長)が、
展示会に出展した際に問い合わせが多かったのはバフ研磨だったという。
顧客の要望に応えられるよう、現在は若手の職人を育成中だ。
神戸さんのレベルに達するにはもう1歩、2歩のこだわりが必要だが、日々近づいている。
最近はインターン生にも職人技に興味を持ってもらっており、
「バフ研磨を継続する道が見えている」(同)。
皆方社長
▽ 資本金=300万円br />
▽ 売上高=非公表
▽ 従業員=6人
▽ 設立=80年(昭55)5月
掲載元
https://www.nikkan.co.jp/articles/view/00518940
◆ ニュースイッチ 2017/8/27
09:11
“東京の町工場”、「職人の腕」存続ピンチ
東京都内随一の製造業の集積地である大田区では、後継者への事業承継とともに“職人技の承継”が急務となっている。同区の多くの企業が、手作業でしかできない独自技術や多品種少量生産を強みとしている。汎用機を使った加工も健在だが、職人の高齢化が進み、技術の維持が難しくなっている。
職人希望者の確保に苦戦する企業もある。金属の研削・研磨を手がける神代工業では、羽布と呼ばれる布で金属を研磨する「バフ研磨」の技術を承継する人材を探している。同社でこの加工ができるのは創業者の神戸常吉さん(81)1人。娘の皆方恵美子副社長は「確かに精度のいい機械は増えている。ただ手作業による細やかな研磨を残したい。どうにか次世代につなげたい」と切に願う。
職人歴60年以上の神戸さんは、研磨技術の全てを経験で蓄積してきた。昔気質の職人として“技は見て盗む”が基本。質問すれば何でも答えるが、神戸さんから手取り足取り教えることはしない。わからないことを自分から見つけ、臆せず質問できる人材でなければ承継できない。
皆方副社長は「バフ研磨は最終仕上げのため“こだわり”を持てる人でなければならない。質問ができてかつ向いている人となると探すのも難航する」と明かす。
約9200社が3400社に
2014年に大田区が実施した調査では83年に約9200社あった同区の町工場は、3400社程度にまで減少した。発注側の大手企業の海外生産シフトを受けて量産の仕事が減り、廃業が相次いだ。近年は後継者不足による廃業も増え、さらなる減少が予想される。マンションなどの住宅地が増え、操業にやりにくさを抱える企業も少なくない。
ただ、厳しい状況下でも独自技術を持つ町工場は強さをみせる。新分野の開拓などで生き残りをかけている。強みとなる独自技術を絶やさないためには、技術の承継が必要不可欠。だが、技術を承継する以前にまずは若手社員の採用が必要な、神代工業のような企業は多い。
若手社員の採用・育成には、製造現場につきものの3K(きつい、汚い、危険)のイメージをいかに拭い去るかが大きな課題だ。各社はさまざまな取り組みを行っているが、新卒社員や若手中途社員の採用には苦戦している。
そこで区内では地元の工業高校や専門学校と積極的に交流する動きがある。大田区の町工場を周知する授業の実施やインターンシップ(就業体験)の受け入れなどを行っている。採用事例は順調に増えており、今後に期待がかかる。
(文=門脇花梨)
【ファシリテーターのコメント】
定着率の向上も課題だ。職人に憧れて町工場に入社する若者もいるが、一人前の職人になるには忍耐が必要。マニュアルもない中、昔気質の職人から技を盗めず、辞めてしまう事例も多いという。若者に合わせて“教え方”を変えるのか、昔ながらのやり方になじむように教育するのか、町工場も選択を迫られている。
(日刊工業新聞南東京支局・門脇花梨)
掲載元
http://news.line.me/issue/oa-newswitch/6131c1eb0994
↑
同ニュースサイトの7番目の記事となりますので、下の方までスクロールしてください
◆ 日刊工業新聞 2017/6/13 05:00
モノづくり支える町工場の技(176)神代工業−顔が映る鏡面、バフで手仕上げ
自分の顔を映してひげをそれるまで鏡面に―。神代工業は金属の各種研磨を手がける。中でも創業者の神戸常吉さんが手がけるバフ研磨は職人技だ。寸法を変えないよう細心の注意を払いつつ、手の感覚のみを頼りに削っていく(写真)。「風呂の湯船から小さな部品まで研磨するモノは多種多様。経験により、自然に精度が変わらない加減を身につけた」と明かす。
金属加工におけるバフ研磨は最後に施す仕上げ加工。“羽布(バフ)”と呼ばれる研磨輪で加工対象物(ワーク)を磨いていく。ただ、部品である以上、寸法は変えられない。微妙な磨き加減が神戸さんの腕にかかっている。
目の粗いバフで磨き始め、徐々に細かいバフに変えていく。材料に合わせたバフの選定も長年の経験で身につけたノウハウだ。また研磨機もワークに合わせて固定とフレキシブルを使い分けている。
現存する機械で削れなければ創意工夫で乗り切る。円筒型の部品の内側を削るためにバフを自らの手で形成することもあるという。早くてきれいな手仕上げで、製造業を支え続けている。
掲載元
https://www.nikkan.co.jp/articles/view/00431579?isReadConfirmed=true